2018年11月9日(金)
◆オリジナルプリント展「原直久 時の遺産」、日芸 芸術資料館/写真ギャラリー
8×10で撮られたフランス、イタリア、スペイン、韓国、台湾、中国の街や風景。それに初期の「蜃気楼」のシリーズ。写真ギャラリーでカラー作品、芸術資料館のほうで主にモノクロ作品が展示されていた。モノクロの半分くらいはプラチナ・パラジウム・プリントだった。好みはヨーロッパの風景、それもゼラチン・シルバー・プリントだな。もともとプラチナ・パラジウム・プリントの色調が好きではないのだが、一点だけいいなと思ったのは夜のサンマルコ広場からレストランのある建物を撮った作品だ。夜の闇のボンヤリした感じが和紙の印画紙と合っていたし、光りのある室内は鮮明に捉えられていた。
プラチナ・パラジウム・プリントの暗室作業の模様もビデオで放映されており、その作業手順や暗室の模様をじっくりと見た。その感想は、原さんは物事をきっちりと手順よく丁寧に進めていく人だなというもの。下の二点の写真はネガの整理番号や撮影時のデータだが、まず40年間同じやり方をずっと続けてきたことに驚く。撮影データで絞りやシャッタースピードをメモするのは普通だが、日付とともに時刻まで記入されており、その几帳面さがすごい。
この日は雨模様だった。普段は雨の日に展示を見に出かけることはほとんどないのだが、この展示が最終日だったので見に行った次第。
せっかく江古田に来たのだからモニュメントwとなる箇所を徘徊した。
残念ながら閉店となったプアハウス
江古田の交差点の材木店
山東餃子
スタービル向いの丸金自転車店
スタービル跡。
向こう側に、新江古田駅から来るとき自分がモニュメントにしていたビルが見える。
この日歩いた道。アプリがブレブレ。右上の先端が小竹向原駅。左上がプアハウス。一番下がスタービル跡。