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Do Androids Dream of Electric Sheep ?

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2018年5月7日(月)

ようやく高名な「ブレードランナー」を早稲田松竹で観たよ。SF史にも映画史にも名前を残す作品だが、これまで観る機会がなかった。実は「マトリックス」も見ていない(苦笑)。

☆「ブレードランナー ファイナルカット」Blade Runner : The Final Cut
  (1982、2007年、米国、117分)
原作:フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
監督:リドリー・スコット
出演:ハリソン・フォード(リック・デッカード)
   ルトガー・ハウアー(ロイ・バッティ、反逆レプリカントのリーダー)
   ショーン・ヤング(レイチェル、レプリカント、タイレル博士の秘書)
   エドワード・ジェームズ・オルモス(ロス市警警部、折り紙が癖)

☆「ブレードランナー2049」Blade Runner 2049(2017年、米国、163分)
監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ
出演:ライアン・ゴズリング(K、ネクサス9型レプリカント)
   ハリソン・フォード(リック・デッカード)
   アナ・デ・アルマス(ジェイ、AI搭載ホームオートメーションシステム)
   シルヴィア・フークス(ラヴ、ウォレスの代理、ネクサス9型レプリカント)
   ロビン・ライト(ジョシ警部補、Kの上司)
   ジャレッド・レト(ニアンダー・ウォレス、ウォレス社代表、盲目)


二本立て上映は新作の「ブレードランナー2049」が先だったが、ここは流れがわかるように「ブレードランナー ファイナルカット」のほうから観た。この映画には7つもの異なるバージョンが存在し、そういったことも含めてマニア受けしているらしい。
しかし、自分的にはふ~んといった感じが強い。ラストシーンがどうだったのか思い出せないのだ。
まず、ロス市内の描写が戦前の上海の雰囲気だった。日本語の看板はあまり気にならなかったが、それよりも建物内の階段の手摺りのデザインなどが中国的で変な感じがした。
「人間とは?」という問いがベースにあると言われるが、ディックの原作にしてもこの映画にしてもそんなに深く追求しているわけではない。反逆レプリカントの描き方(苦悩?)なども表面的だった。
「ブレードランナー2049」は主役のKに尽きる。オープニングの場面がいい。
デッカードが生き残っている必要はあったのだろうか。
ラストの雪のシーン、ちょっとファンタジーっぽい気もするがいいと思う。
K役のライアン・ゴズリングは、イギリスの俳優・ミュージシャンであるローレンス・フォックスを思い出させた。TVシリーズ「オックスフォードミステリー ルイス警部」でハサウェイ部長刑事を演じている。
結局、一番いいのは原作のタイトルではなかろうか(笑) 原題は「Do Androids Dream of Electric Sheep ?」で邦題もそのままだ。




  




by pprivateeye | 2018-05-07 20:35 | 映画

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye