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銀塩・モノクロ・スナップの日だった。

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2017年10月4日(水)

・「ゼラチンシルバー東京 中藤毅彦・元田敬三ゼミ修了展」、ギャラリー・ニエプス
前期:菊田淳、橋本有史、多田洋、松尾幸枝
4人とも英語のタイトルだったので思わずそんな縛りがあったのかと尋ねてしまったw もちろん偶然とのこと。路上スナップとしては松尾さんの作品が一番変化に富んでいた。プリントサイズや展示も自由な感じだった。その対極が多田さんだろう。建築中の建物や逆に取り壊し中のビルといった構造物を正面から、水平垂直を意識した撮り方だった。こういうものが好きなんだなというのが感じられた。

・淵上裕太写真展「路上Ⅰ」、TOTEM POLE PHOTO GALLERY
女装した男性とか路上生活者とか、いわば“変な人”を撮影。最初思い浮かべたのはこのギャラリーの中心である有元伸也さんだが、もっとよく見ていたら牛腸茂雄を連想した。被写体との距離感や向かい方が似ているような気がした。作者に話したら牛腸さんは好きだとのこと。6×9のフォーマットで一人1本から4本撮っている、展示の38点は最近5ヵ月くらいでの撮影、この展示は10回までやりたいとのこと。枚数を撮ってセレクトしていることもあるだろうが、人物の表情がみんな柔らかいのが印象的だった。

・塚田信之写真展「静かな雑踏Ⅸ」、蒼穹舎
印画紙がこれまでと変わってウォームトーンのものを使用。そのせいだろうか黒が固まって見えた。これまではコントラストが高くて白と黒という感じだったが、今回は諧調が深くなったことでハイライトの印象が弱くなったのかもしれない。写真は、街を行く人たちを無理に固まり(雑踏)と見ないで、周囲の風景と同化させている印象だ。その同化には撮影者である作者も含まれていて、被写体と撮影者という線引きがなくなっているように見える。そんなことから今回の展示はいままでで一番いいと思う。思わずギャラリーの太田さんにそう話したら同意してもらえた。






  




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by pprivateeye | 2017-10-05 01:55 | Comments(0)