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表参道はいつも人がいっぱい。

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2017年6月14日(水)

・西山功一展「光があなたの影を映しだすように」、MUSEE F
写真ではなくスライドの展示。そこに映し出されるのはそのギャラリーの壁を写したもの。白い壁に白い写真が映写されるので壁や床のつなぎ目、隅のライトや電源くらいしか見えない。ときどき写真が展示されているときの壁が映るがその写真そのものははっきりと分からない。作者は「空白やニュートラルという理想の中で、その場に留まり続けたいといつも願う。」と書いている。同じ複数の現実が入れ子状態になった作品。

・「エフェメラル フォトグラフィー/写真の観照性」展、多和田有希・大竹淳人、表参道画廊
多和田有希さんの作品はプリントした写真を刃物などで削ったりしたもの。いろいろな写真でそれぞれ違ったキズのつけ方をしているが、床に置かれた大きな作品が一番気になった。東日本大震災後、恐ろしく感じるようになったという海の写真だが、そこには電気ペンで無数の小さな穴が開けられている。しわくちゃにされたことと相まってかなりグロテスクな印象を与えている。
大竹淳人さんの作品は一言で言えば暗箱(ピンホールボックス)の中を撮影したもの。リンゴや大きな木の葉に暗箱の外の景色が映し出されている。作品をさっと見ると黒バックに模様のついたオブジェがあるだけなのだが、よく考えるとどうやって撮影したのだろうかと思う。言ってみればレンズを通して入った光りがカメラの中で映像を結んでいる状態を撮影していることと同じなのだ。これはテントを暗箱にしてピンホールカメラとし、そこにカメラをセットして撮影したとのこと。外界と写されたものの関係性という意味で上記の西山さんの作品に通ずるものがあるように思えた。

・姜美善(Gang Misun)写真展「night knot」、TOTEM POLE PHOTO GALLERY
タイトルのknotは結び目ではなく船の速さを表わすノット。カラーで夜の風景。作者のスピードで夜の闇の中をさまよう、という感覚らしい。撮影された夜は実際よりも暗くなっている。

・宛超凡(Wan Chaofan)写真展「沿線―西武新宿線・拝島線」、Place M
タイトルには具体的な名前が付いているが都市近郊ならどこであっても変わりはない風景だ。モノクロの作品でかなり粒子が目につくが、全体としてのコントラストは低めだ。そのため現代ではなく、昔もしくは夢の中のようにも思える。

・三吉和寿写真展「Take me somewhere nice」、RED Photo gallery
大きくプリントされた茶色い風景はどこか旧共産圏国のようでもあり、タルコフスキーの映画に出てくる場面でもあるように思えた。風が強いのかポリ袋のようなものが舞っていたりする木立か川辺のようなところの写真が不思議な感じで気になった。他には、都市部の上空をやはりゴミが舞い、鳥が飛んでいるのを屋上にいる人たちが見上げている写真も印象的だった。






  




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by pprivateeye | 2017-06-16 01:50 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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