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銀座をグルグル。

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2017年3月22日(水)

・「ポーラ ミュージアム アネックス展 第10回 2017 ー感受と創発―」、POLA MUSEUM ANNEX
4名の作家の展示。日本画が一人(武田裕子)、油彩画二人(髙木彩、池田光弘)、写真が一人(彦坂敏昭)。写真作品もストレートな写真というわけではなく、写真を使った現代アートという感じ。いつも思うのだが、日本画を間近で見ると、その力強さに驚かされる。絵(イメージ)は優しいものがほとんどなのだが、近くで見ると筆のタッチやマチエールがよくわかり、改めて画家の手で描かれたものだと納得させられる。

・ロバート・メイプソープ写真展「Memento Mori」、CHANEL NEXUS HALL
意外とコントラストが低く、パキッとしたところの少ないプリントだ。しかし、画面構成は考えに考え抜かれており、隙が見当たらない。画面に緊張感を出しやすいスクエア・フォーマットが必然のように思えた。若い男性の彫像はセルフポートレートと同じ感覚だろうか。この写真で足を止める人が何人かいた。緊張感が少し緩むという意味では、左上方に白い四角のある、男性が寝ている彫刻の写真が好みかな。

・横山将勝写真展「CROSSINGS」、CANON GALLERY
カラー作品。普段、デザイン関係の写真を撮っている人だろうか。

・東松照明写真展「おお!新宿」、AKIO NAGASAWA Gallery
同題の写真集が出たのは1969年。写っているものは学生デモや男女の絡みなど、内容的には過激なものだ。しかし、写真を見た印象は温いという感じだった。古い写真という印象が強く、その古さが意味のあるように見えるのは風俗だったり風景だったりする。眼鏡をかけて髪を七三に分けた細面の兄ちゃんが、そうそう昔はこんな人よくいたよねえと思った。また、電車の線路際まで家が立ち並んでいる写真では、アジアのどこの国だろう、という感じだ。

・千田貴子写真展「草のゆりかご」、銀座ニコンサロン
コンデジのスクエア・フォーマットでの撮影とのこと。自然な色味が優しい印象を与える。緑が気持ちいい。モノクロで撮影していたときのようなカットもいくつか見られる。作者自身の環境が大きく変化したにもかかわらず写真を続けていることも含めて、変わらなさに安心した。

・第16回写真「1_WALL」展、Guardian Garden
最終選考に残ったのは阿部直樹、白井晴幸、千賀健史、富澤大輔、藤澤洸平、姚遠の6名。このうち阿部さんだけモノクロの作品で、写真道ど真ん中という感じだ。以前の作品とそんなに変わらないと思うが、少し色気のようなものが漂っているのかな。姚遠さんは志賀理江子「螺旋海岸」を連想させた。これまでの1_WALL展の流れからするとグランプリは富澤さんか千賀さんかなと思った。千賀さんのインドの青年を撮った作品はドキュメンタリーかフィクションかあいまいなところが面白いが、構成が複雑すぎるように思えた。

・「プラチナプリント写真展」、ライカギャラリー東京、ライカプロフェッショナルストア東京
 エリオット・アーウィット × ワーナー・ビショフ
 ハーバート・ポンティング、荒木経惟、セイケトミオ、菅原一剛、蓮井幹生、萩庭桂太
メインの展示がエリオット・アーウィット × ワーナー・ビショフだった。プリントはどちらも久保元幸さんでアマナサルトが関係しているので、昨年12月にIMA Galleryで見たプラチナプリントと同じ手法だと思う。この中では荒木経惟「左眼ノ恋」を大きく引き伸ばしたものがよかった。従来のプラチナプリントで取り上げられるような写真ではないところがおもしろいし、こうして大きなプリントを見ると「左眼ノ恋」はいい作品だなと思った。




  





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by pprivateeye | 2017-03-24 23:49 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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