Private Eye

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模型かもしれない\(^o^)/

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2017年3月1日(水)

・上瀧由布子写真展「糸遊」、銀座ニコンサロン
モノクロの日常スナップなのだが、不思議な印象を受ける。糸遊とはクモの糸が空中に漂っていてゆらゆらと光って見えることをいうらしい。作者はそこにある種の希望のようなものを感じているようだが、作品はその逆でどちらかといえばネガティブな感情を感じる。

・大橋英児写真展「Existence of」、ZEN FOTO GALLERY
飲料水の自動販売機を撮影。カラー作品。これまでの作品とか写真集にまとめられたものを見ると、写真展の展示は割合タイポグラフィーっぽいセレクトなんだと思った。テキストの中に笠地蔵という言葉があり、自販機を擬人化したような作品も多かった。雪の中に埋もれている自販機とか、広い荒地のようなところにポツンと置かれたものを見ると、彼らも頑張っているんだなあと変な感情も湧いてくる。

・築地仁写真展「写真像」、タカ・イシイギャラリーP/F
1984年に発表された作品集からの展示。モノクロのスクエア。都市の中のモノの形(表象)や質感に惹かれた写真。そこには記号とか意味とかは無視されていると言ってもいいかもしれない。同じようにモノクロでスクエアの作品を作っている写真仲間のSさんを思い浮かべた。築地さんの最初期の写真集『垂直状の、(領域)』を見れたのもよかった。1975年の出版で、このころは築地さんもブレ・ボケの写真を撮ったりしているんだと思った。

・伊藤義彦写真展「箱のなか」、P.G.I.
雨粒や人形をパノラマサイズで撮影された作品。連続するカットをつなぎ合わせてあるらしい。写真絵巻という言葉が使われおり、日本の絵巻物のように時間の経過も閉じ込めたいようだ。他に、ハーフサイズのカメラのコンタクトプリントによる作品も何点かあった。横12カット縦6段、計72カットでひとつの絵というこの作品は最初にデッサンのようなものをつくるらしい。


この日は銀座駅で写真家の飯田鉄さんに声をかけられ、P.G.I.の入り口ではカロタイプの講評会メンバーのTさんと顔を合わせるなど、珍しい日だった。そういえばP.G.I.が芝浦から東麻布に移転してからは初めてだ。ずっと買わなければと思っていたストレッジボックスを購入。ヨドバシよりだいぶ割安だ。東京タワーがすぐ近くにあり、ビルの隙間から見えるその姿は妙にリアリティがあるが、一方でその真逆の作り物っぽくも見える。スケール感が変になり面白い。そんな気分で珍しく街のカフェで休憩もした。







  
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by pprivateeye | 2017-03-07 01:31 | Comments(0)