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六本木にギャラリーが増えている。

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2017年1月17日(火)

・竹内英介写真展「Headlight 1970~2016」、gallery E・M 西麻布
車のヘッドライトに浮かび上がる夜の写真。しかし、キャプションを読むと18歳で自動車免許を取った作者は自由になる夜、車を走らせることが一番の楽しみだったようだ。それに写真が付随している。さらに驚くべきことに40年前の写真と現在のものとまったく違いが感じられないことだ。そこには夜とか闇とかいったものにまつわる諸々の概念から自由に、写真を撮ることに楽しさが感じられる。当時はこれが作品になるとは思っていなかったとのこと。

・山縣勉写真展「涅槃の谷」、ZEN FOTO GALLERY
展示を数点入れ替えているとのことで、見るのは二回目。谷に横たわって放射線を浴びるのは一日合わせても1時間くらいらしい。写真集は作ったものの、どこまで売れるかまったく見えないとのこと。そこから、ネットがあるので昔ほどではないにせよ、東京と地方の差は非常に大きいというような話にまでなった。

すぐ近くに現代アートのビルができたとのことで、山縣さんに教えてもらって見に行った。complex665というビルにタカ・イシイギャラリー東京、ShugoArts、小山登美夫ギャラリーが入っている。深川の倉庫ビルに入っていたギャラリーが引越してきたようだ。

・「日本のシュルレアリスム写真」、タカ・イシイギャラリー東京
中山岩太、岡上淑子、椎原治、山本悍右、安井仲治の5人の写真作品が展示されている。そのなかでは中山岩太のものが数も多く見応えがあった。シュルレアリスムの考え方そのものが欧州の歴史がベースにあるので日本に持ち込んでも形式的なものにならざるを得なかったようだ。

・戸谷成雄展「森 Ⅹ」、ShugoArts
木材をチェーンソーで削って作品を制作。チェーンソーによる溝、山と谷、突起のプラスとマイナスの関係によって視線が揺らぎ始める云々というキャプション(チラシ)が面白くて勉強になる。話好きなのか、ギャラリーの人がいろいろと作品や作者について解説してもらったのも参考になった。現代アートにひとは本当に深いところまで考えているという一面も感じられた。

・「ヴァルダ・カイヴァーノ展」、小山登美夫ギャラリー
作者は1971年アルゼンチン生まれと、まだ若い作家だ。作品はペインティングがメインだが、線と塗りつぶした面との組み合わせで余白の多い抽象画だ。一見、幼児の絵のようにも見えるがコントロールされた何かが伝わってくる。

・みうらのりこ写真展「Found Scenes」、epSITE
彩度が高めのカラー作品。街中のある瞬間に違和感のようなものを感じたときにシャッターを切っているとのこと。作者にとってそれは舞台のある場面のようにも思える。照明も全体を暗くして作品にだけ光りを当てている。舞台と見た場合、人が佇んでいるシーンのほうがうまくいっているようだ。通りで人物が動いているとストリートスナップという感じが強くなる。









   
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by pprivateeye | 2017-01-18 23:26 | Comments(0)