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今年最後のギャラリー巡り

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2016年12月21日(水)

・尾仲浩二写真展「タテイチクロワク」、中松商店(銀座・奥野ビル)
ギャラリーの本業は古道具店だそうで、ヴィンテージプリントはないかと尋ねたところ、今回の作品が出てきたとのこと。タイトル通り、縦位置で黒枠付きのモノクロ。matatabiシリーズのもので、この後カラー作品に移行している。静かな町の風景。あえて言えば時が止まっているような。

・山田新治郎写真展「ある建築家のかたち」、銀座ニコンサロン
建築家山田守の建築を、孫の建築写真家が撮影。有名なところでは武道館、永代橋、聖橋、京都タワーなど。建物のの曲線が目につく。ビルの角もほとんど丸くなっている。作者の好みと時代のトレンド、両方ではないかとのこと。らせん階段を自宅にもつくっており、孫の写真家はフェチと言っていた。

・「駄カメラ写真グループ展 3rd」後期、アイアイエーギャラリー
写真は前期のときのほうが好みが多かった。チョートクさんは今回も展示で、1985年プラハ、スデクの家で、先日のバウハウスのシリーズと同じ。展示に作者の名前はあるが、そのカメラについては別にまとめられており、写真とカメラがきちんと分けられているのがいい。

・山縣勉写真展「涅槃の谷」、ZEN FOTO GALLERY
これらの写真はドキュメンタリーだろうか。実世界の地位とか関係がなく、性別も薄らいで、釈迦の高みに近づくような感覚というようなことが書かれていたが、その逆の印象を持った。どんどん下降していく感覚、モノに還っていくような感覚を覚えた。

・久野梨沙写真展「SURFACE」、新宿ニコンサロン juna21
作者は不在で、キャプションによれば日常の断片のポートレートだそうだ。誰もが撮るような写真とタイトルで、キャプションを読む限りそこに思考の深みが感じられなかったのでウーンとなってしまった。何だかなあ、という感じ。

・田巻海写真展「null」、新宿ニコンサロン juna21
街の中にある矩形を撮影。それ自身で独立し世界とかけ離れた存在として見ている。ベッヒャーとかトーマス・シュトゥルートとかが好みだそうで、写真のサイズが大きいのはmustとのこと。ただ、作品によってエッジがあいまいでシャキッとしていないものもあったのは残念。




  
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by pprivateeye | 2016-12-21 21:38 | Comments(0)