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映画は繰り返し観ると面白い。

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2016年5月2日(月)

早稲田松竹で「暗殺の森」「ラストエンペラー」を観る。ベルナルド・ベルトルッチ監督特集。
15:05からの上映を観たのだが、映画館に着いたときは只今立ち見の張り紙が出ていてありゃりゃと思ったが、二本が終わった後なので無事座ることができた。席はE-12。最近は右側の通路横に座ることが多い。

「暗殺の森」は、ファシストに転向した男性が暗殺の仕事を受けるものの実行できず、戦後はファシストだった人を糾弾するという内容だ。主人公の男性はクールでもの静かに描かれているが、大勢に従うだけで優柔不断の男に過ぎなかった。最後、友人だった盲目の男性をファシストだと大声をあげて指摘する場面では、その盲目の男性がかわいそうになってくる。

「ラストエンペラー」は随分以前にロードショーで観たが、満州国最後の皇帝の話という印象しかなかった。今回観たら、最初より良かった。溥儀の一生を批判を加えることなく描かれている。本人の意思も無視できないが、それ以上に時代の流れが大きかったと言える。最後に、年老いた溥儀が紫禁城の玉座に近づこうとして管理人の息子に止められるシーンがある。溥儀が子供の頃玉座に隠したコオロギを入れた筒を少年に渡し、少年が顔をあげたときには溥儀は消えている。それは、彼の一生がある意味ではファンタジーだったと思えるようでいい。溥儀の波乱の一生を監督も肯定しているようで、このシーンで初めて溥儀が笑顔を見せている。







   
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by pprivateeye | 2016-05-06 10:38 | 映画 | Comments(0)