風景のモノクロ
2016年 04月 02日
2016年3月31日(木)
・長谷川冬樹写真展「ε0 イプシロン ゼロ」、銀座ニコンサロン
ようやく写真仲間の展示を見ることができた。デジタル・モノクロの作品。これまでにもセレクトの段階で何度も目にしており、コントラストもあって結構ドライな印象を持っていた。改めて展示された作品を見るとウェットなイメージが強く感じられた。それは写り込みのイメージだったり、ライティングの影響だったりするのだろうか。サイズ的にはもう少し小さくてもいいのではないかと思った。そのほうがイメージが凝縮され緊張感が高まるように思う。
・沢渡朔写真展「Nadia」、AKIO NAGASAWA Gallery
このシリーズで紹介される作品からの印象ではもっと幻想的なものを考えていたが、案外普通のヌードに見えてしまった。目が慣れてしまったということか。ギャラリーからモノクロとカラー、2種類の写真集が発売されており、パラパラと見た感じではカラーが新鮮に見えた。
・加納典明写真展「GROUND ZERO N.Y.」、CANON GALLERY
ニューヨークのグランドゼロ地点を中心としたモノクロのストリート・スナップ。広角レンズを使い人物の間近で撮っている。ストリート・スナップ、しかもNYで、と思ったので肖像権とかいったそちらのほうはうるさくなかったのか聞いてみようと思っていたのだが、受付にいた加納さんはいつの間にかいなくなってしまっていた。