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池袋界隈

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2016年2月21日(日)

Twitterで名画座かんぺというものがあることを知る。のむみちさんという人が主に旧作の邦画を上映している名画座のスケジュールを手書きで作製して、それを無料で配布らしい。ブログやFBを見ると、そののむみちさんは池袋にある古書往来座の店員のようだ。名画座かんぺは旧作邦画ファンの彼女が好きで作っており、それがもう5年にもなる。それが高じて今年「名画座手帳2016」というきちんとした手帳まで企画・監修して作ってしまった。

手帳好きとあっては見逃せないので、池袋駅から明治通りを目白方面に歩いて古書往来座を訪ねた。普通の古書店なので一通り書棚を見分し、気になる本があれば状態や価格を確認。結構良心的な値段だった。特に目的の本はなかったのだが、早川書房の新☆ハヤカワ・SF・シリーズの『vN』と『レッドスーツ』を見つけて手に取る。そして最後に「名画座手帳2016」と「名画座かんぺARCHIVES 2015」を購入。合わせて名画座かんぺ2月号をGET。会計をしてもらうときにはのむみちさんに喜んでもらえた。

その後、大鳥神社境内でのフリーマーケットを覗いてから、鬼子母神前駅で都電に乗る。年配の人が多いが、男性がカメラをぶら下げた若いカップルも数組いた。大塚駅前の90度カーブは小さな都電ならではという印象だ。新庚申塚駅で降りる。目的地は大正大学。

・広川泰士写真展「無限旋律 2016」、大正大学 ESPACE KUU
8×10による長時間露光で星空と巨大な岩山をモノクロ撮影。プリントも100×120cm(?)の大きなものだ。データを見るともう20年以上も続けている。世界各地で撮影しているが、その中にモンゴルがあった。しかも場所はゴビ砂漠の近くのイヘ・ガスリン・チョローだ。師匠たちと行ったのと同じ場所で広川さんも撮影していると思うと感慨深いものがある。星の軌道から推測すると露光時間は3時間くらいだろうか。巨大な動かない岩山と、その後ろに描かれる円軌道。暗いギャラリーの中で見つめていると、天動説が正しいように思えてくる。

帰りは池袋まで明治通りを歩く。堀之内橋あたりで以前よく写真仲間がFBにあげていたゴミ焼却炉の高い塔が目に入る。おお、これがあの建物かと思った。夕日をバックにして映える塔を見ながら今日は充実した一日だったなと思うのであったw




   


  
by pprivateeye | 2016-02-28 00:19

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye