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映画の一週間

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12月21日(土)
「スターウォーズ/フォースの覚醒」、TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ
ポイント鑑賞のため無料。完全につなぎの物語だ。もしくは予告編と言ってもいい。旧作の出演者が年齢を重ねて出演、それに加えて新たなキャラクターが登場しており、口悪く言えば家族ぐるみの同窓会か。ではつまらなかったかといえば、楽しめた。旧作を知っていればなお楽しめる。いろいろ突っ込みどころはあるが娯楽作品としての出来を優先したい。いいなと思ったのはレイア(姫、将軍)の老け具合(笑) 他には、R2-D2が意外に大きいと感じた。


12月22日(火)
「巌窟の野獣」(アルフレッド・ヒッチコック)、「獣人」(ジャン・ルノワール)、渋谷シネマヴェーラ
「巌窟の野獣」はヒッチコックのイギリス時代最後の作品。本人はあまり評価していないらしい。コーンウォールという地名はサスペンスもの(小説、映画)でよく耳にする。全般に限られた場所での話なので舞台劇のような印象もある。チャールズ・ロートンが嫌なヤツをよく演じている。ヒッチコックはこの後、アメリカに渡って同じ原作者で「レベッカ」を撮っているが、ずいぶんと印象が異なる。
「獣人」はまず蒸気機関車とその運行がたっぷりと描かれている。いろいろなカメラアングルに加えて、走行中の線路、通過する駅や橋などを見ていると、そこで何か事件が起こるのではないかと思ってしまう。しかし、事件はジャン・ギャバンの血が起こしてしまう。


12月26日(土)
「祇園の姉妹」「雨月物語」、早稲田松竹
監督はどちらも溝口健二。初めて観る。
「祇園の姉妹」では19歳の山田五十鈴がドライな妹役を演じている。TVドラマで年を取ってからの姿しか知らないので、最初誰だかわからなかった。全体的にスクリーンが暗く感じたのは古い映画(1936年)だからだろうか。それとも谷崎が『陰翳礼讃』(1933年)で書いたように日本の家屋の暗さを見せているのか。
「雨月物語」、京マチ子が主演かと思っていたら一場面だけだった。怨霊(?)として出てくるがあまり執着がなくオドロオドロした感じは薄かった。二組の夫婦とも亭主がいい加減なのに対して女房はしっかりとしていた。


12月27日(日)
「バルカン超特急」(アルフレッド・ヒッチコック)、「浜辺の女」(ジャン・ルノワール)、渋谷シネマヴェーラ
「バルカン超特急」は気絶から目が覚めたら同じ列車に乗っていた老婦人が消えているというミステリ。最初は、気が付いたのは夢の中の出来事ではという穿った見方をしてしまったが、実際はさらわれたようだ。二人のイギリス人紳士がコンビで出てくるが、この二人の振る舞いがいかにもイギリス人っぽくて皮肉がきいている。
「浜辺の女」はルノワールが米国で制作した最後の映画。盲目(になった)の画家という設定、その役を演じたチャールズ・ピックフォードの存在感がよかった。
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by pprivateeye | 2015-12-28 00:02 | 映画 | Comments(0)