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「山」

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実家のダイニングからはこの山が見える。朝食のときなど「今日は山がよう見える」とか「今日は雲がかかってて雨が降るんかな」「もう山の上は雪が積もっとるよ」などと話している。

この山は三重県と滋賀県の県境にある鈴鹿山脈の北端に位置する藤原岳だ。
山は石灰岩の採掘で大きく削られてる。現在ではそれが山頂付近まで届いているが、自分が小学生の頃はまだ中腹での採掘しか行われておらずハイキングで頂上まで登ることもできた。現在も可能かどうかは不明。熊笹が一面に生い茂っていたという記憶がある。
写真を撮るようになり畠山直哉さんの作品を知ってからはこんな身近にライムワークスの世界があったのかと思った。工場がよく見える近くに行く機会があると写真を撮りたいといつも思う。

また、裏山のちょっと奥に消石灰をつくっているところがあった。いまでは閉鎖されているが、廃墟萌え本のリストにあがっていることもある。小学生の頃はここも遊び場だった。芥川龍之介の小説に「トロッコ」という作品があるが、ここでトロッコに乗って遊んだこともあって、どこまでも走っていく不安を自身の体験に重ねたりした。

この鈴鹿山脈は海が隆起して形成されたものらしく化石がよく発掘されたようだ。遠足に行ったときも先生から話を聞かされ石を割って化石を探したこともある。
ウィキペディアを見ると藤原岳は日本三百名山、花の百名山、新・花の百名山にそれぞれ数えられているようで、そんな素晴らしい山だったのかと思い直しているw

記憶の奥深くに刻み込まれており、帰省する度に自然と目をやる山であるし、形が変わりつつある山だけにいつまでも気になる存在だ。




 
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by pprivateeye | 2015-08-29 02:51 | Self Portrait | Comments(0)