人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「いま私は夢を見ていないとどうして言えるのか。」

「いま私は夢を見ていないとどうして言えるのか。」_f0067724_502092.jpg


これはVivitar展(2008年9月)に出したときの自分の作品のタイトルで、デカルトの『省察』からヒントをもらってつけたものだ。

 しかし、いま私がこの紙をみつめている眼は、確かに目ざめたものである。私が動かしているこの頭はまどろんではいない。この手を私は、故意に、かつ意識して、伸ばすのであり、伸ばすことを感覚している。これほど判明なことが眠っている人に起こるはずはないであろう。とはいえ私は、別のときには夢の中で、やはり同じような考えにだまされたことがあったのを、思いださないだろうか。
 これらのことを、さらに注意深く考えてみると、覚醒と睡眠とを区別しうる確かなしるしがまったくないことがはっきり知られるので、私はすっかり驚いてしまい、もう少しで、自分は夢を見ているのだ、と信じかねないほどなのである。



これは直接関係はないけれど好きな箇所をもうひとつ引用。
・・・しかしながら、いま、だれか知らぬが、きわめて有能で、きわめて狡猾な欺き手がいて、策をこらし、いつでも私を欺いている。それでも、彼が私を欺くのなら、疑いもなく、やはり私は存在するのである。欺くならば、力の限り欺くがよい。しかし、私がみずからを何ものかであると考えている間は、けっして彼は私を何ものでもないようにすることはできないであろう。






いま見ると、写真のこの並びを修正したい。

現在の並び(左上から横に①・②・③として、右下が⑫)
   ①  ②  ③
   ④  ⑤  ⑥
   ⑦  ⑧  ⑨
   ⑩  ⑪  ⑫

修正案(色のついているところが変更箇所)
   ①  ②  
   ④    
   ⑦    ⑨
     ⑪  ⑫
by pprivateeye | 2015-04-19 05:15 | Self Portrait

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye