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「グランド・ブダペスト・ホテル」

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6月11日(水)

TOHOシネマズ日本橋で「グランド・ブダペスト・ホテル」を観る。シネマーレージの鑑賞ポイントを使用して無料。レディース・デーということで女性が多かった。
原題も「The Grand Budapest Hotel」で邦題と同じ。監督・脚本 ウェス・アンダーソン。制作 ドイツ、イギリス。公開 ドイツ2014年6月。
構成は、本の中の回想がある人物の話す回想という二重構造となっている。しかし、この構造自体が特別な意味を持っているわけではない。いってみれば「昔々、あるところに・・・」という感じだ。
内容(ストーリー自体)はシリアスなミステリだが、道化(ユーモア、コメディ、笑い、etc.)でそれをカバーしている。オープニングのケーブルカーからしてあり得ない角度で登っている。全体にテンポがいいので観ていて楽しいのだが、いかにも作りものというシーンもある。これもおかしみを誘うためか。
ホテルの名前がタイトルとなっているが、ホテル自体は背景にすぎない。主人公はコンセルジュとロビーボーイの二人。この掛け合いが楽しめる。
物語が起こる国の名前がZUBROWKA、公式サイトでは日本語訳がズブロフカとなっているが一般的にはズブロッカ。ポーランドのウォッカの名前だ。時代背景としては大戦前後で、ナチスやソ連を連想させる軍隊が出てくる。双方への嫌悪感が感じられる。


・鬼海弘雄写真展「INDIA 1982-2011」、キヤノンギャラリーS
全体に白っぽい印象だ。グレー中心のプリントというよりも、被写体そのものが白い感じ。全部で110点の展示。この中で2011年は2点だけで、ともにレンガを扱っているもの。人ばかりで、それも川か海の近く、あとは村の中だけ。ほとんど街の様子、30年の時間の経過はわからない。お気に入りは「ベビーベッドが運ばれる朝」だな。街の風景が写っている。一般的に言ってインドを撮った写真から階級的なものはほとんど見えてこない。ほんの少し経済的な豊かさが伺えるくらいだ。

・「ナショナル ジオグラフィック 写真で見る125年の歴史」、キヤノン・オープンギャラリー
ついでに見たのだが、良かった。ネイチャー写真だが歴史があり超一級の写真家が撮っているのでつい見入ってしまった。1点だけあげれば「世界最大の結晶洞窟 メキシコ、2008年、カースティン・ペーター」がいい。メキシコ北西部のチワワ砂漠の地下に長さ10mを超える結晶群がある。洞窟内は気温48℃、湿度90%で冷却スーツが必要となる。結晶群の中を探索する様子はまるで映画「ミクロの決死圏」を連想させる。


帰りに三菱重工のショールームによりロケット・エンジンを間近に見る。
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by pprivateeye | 2014-06-13 06:00 | 映画 | Comments(0)