椿山荘
2014年 04月 12日
4月11日(金)
・田中亜紀写真展「太陽の雫」、ENTRE DEUX(ホテル椿山荘東京)
太陽の木漏れ日と色づく花や木々の葉が等価となって写されている。まるで具体的に見えるものではなく、感じたものを表そうとしているかのようだ。しかし、アウトフォーカスの写真を好まない人もいるだろう。何度も作品は見ているのだが、そのアウトフォーカスのせいか、この一点というのが見出せないでいる。今回の展示ではヒマワリを写したものが印象的だったが、全体の中では異色だと思う。
フロントに尋ねたら、椿山荘とフォーシーズンズとの契約が切れたのは2年前とのこと。ホテルでは結婚式があるのかそれらしき人が多く、その中に元大関の朝潮(現高砂親方)らしき人を見かけた。木々の生い茂った庭を歩く。ここにはタヌキがいたり秩父山系の湧水があったり、狭いながらなかなか自然を残している。冠木門から出て神田川沿いを歩いていたら亀の散歩に出くわしたり、革マルがまだ存続していて解放新聞を発行しているの見つけたり、面白い午後だった。