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「RUSH / プライドと友情」

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2月1日(土)

先行上映で観る。しかも1日は映画の日で1000円だった。

感想を一言でいえば、映画だった。実話とはいえフィクションであり、F1についてそれなりに知っていると、ん?と思う箇所も出てくる。

一番気になったのは決勝でのグリットの並びだ。ポールポジションと二番手とのスタート位置が車半分も違わない。予選タイム順に左右交互に等間隔で並ぶはずなのに偶数列の車の位置がずいぶんと前にある。これはいかにも素人っぽい。

レーススタート直前に俯瞰するシーン――ニュルブクリンクとか富士とか――はいかにもCGという感じがした。実際問題としてこの一瞬のシーンだけのためにセットを組むというわけにはいかないだろうな。

ニキ・ラウダが事故を起こしたシーンは実写かな。登り勾配から下りになるところで車が浮いており、これはリア・サスペンションの破損が事故の原因と言われていることを暗示している。また、偶然その場面が観客に8mmで撮影されていたというシーンもある。このあたりが実写でなく撮影だとすると、なかなか細かなところを描いていると思う。

6輪のティレル(映画では当時の呼び方のタイレルとなっている)が見られるし、チラッとエンツォ・フェラーリも出てくる。クレイ・レガッツォーニとラウダとのやり取りも面白い。ラウダやハントをはじめとしてその奥さんたちやレガッツォーニなど、俳優が実際の人物とよく似ているのには感心させられた。

少々残念なのはフェラーリとマクラーレンのカラーリングがその当時はよく似ていたので、レースシーンではどちらかわかりにくところだ。しかし、実際そうなのだから仕方がないのだが。

ニキ・ラウダとジェームス・ハントの違いはチャンピオンになるんだという意志の有無だと思う。テニスでも世界No.1になった選手は日頃から自分はNo.1になるんだという考えを持っている。それと同じことがここでも言えそうだ。ラウダはF1でチャンピオンになるという意志で、実際に3度ワールドチャンピオンを獲得している。一方、ハントは自分が一番速いんだということを示したかった。その結果、ワールドチャンピオンは76年の一度だけにとどまったのだと思う。
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by pprivateeye | 2014-02-03 05:40 | 映画 | Comments(0)