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「写真よこんにちは」

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10月26日(土)

楽天地シネマズ錦糸町で「カッコーの巣の上で」を観る。<新・午前十時の映画祭>
監督:ミロス・フォアマン、出演:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー、日本公開:1975年。
ほんの少しだけ希望が見えるだけでやりきれない話だ。最後、闇の中に消えていくチーフの白いズボンが印象的だ。


・「TOKYO 1970 時代を挑発した9人の写真家たち」、アルマーニ・銀座タワー9F
森山大道「写真よさようなら」1969-1971
これが写真、写真そのものという感じ。パトローネの穴、ネガのコマ間、溶けたネガ、クローズアップ、ピンボケ、etc. ある意味乱暴とも言えるが、しかし中心のなさ、意味のなさから現実の手応えのなさにつながり、余計に写真そのものを感じさせる。その意味では「写真よこんにちは」だ。
渡辺克己「新宿群盗伝」1965-1973
この手のポートレートは次第にみんな同じ顔に見えてくる。作者自身に似てくるのか。そんな中に寺山修司を撮ったものがある。ずいぶん優しい顔付だ。かなり強いストロボを使っているようだが、背景の夜は暗い。70年前後の東京の夜はまだ暗かった。
須田一政「わが東京100」1976-78
男女のスナップ、ポートレートと言ってもいい。冬青の展示よりもセレクトが好みだ。写真集『風姿花伝』『Early Works』どちらも欲しいが高かった。
寺山修司「摩訶不思議な客人」1974-76
見世物小屋の役者たち、あるいはそれ風に撮ったものか。オドロオドロしいものよりも普通っぽいヌードのほうがよかった。
他に、有田泰而、沢渡朔、立木義浩、内藤正敏、細江英公。
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by pprivateeye | 2013-11-03 04:17 | 映画 | Comments(4)
Commented by OZ at 2013-11-06 05:07 x
「カッコーの巣の上で」好きな映画ですね。
アメリカン・ニューシネマの時代がいいんです、個人的にですがw
アメリカが一番ナイーブだった頃かなと。
その後また大股開きの無神経な大国に戻るんですけどw
Commented by pprivateeye at 2013-11-06 12:58
アメリカン・ニューシネマは好きです。
ウィキペディアによれば「俺たちに明日はない」で始まり「タクシードライバー」で終わり、その後はアメリカンドリームが始まるそうです。
たしかに「タクシードライバー」の最後は身近なところからヒーローが出てくるみたいにも見えます。
Commented by OZ at 2013-11-07 03:42 x
あまり知られていない映画かも知れませんが
「ダーティ・メリー、クレイジー・ラリー」って好きです。
ピーター・フォンダ主演 「わらの犬」のスーザン・ジョージも出てる。若者の暴走と権力の介入によるあっけない幕切れ、って
いうニューシネマの典型のような映画です。
「バニッシング・ポイント」「シュガーランド・エクスプレス」も同じようなプロットですね。
Commented by pprivateeye at 2013-11-07 13:25
ダーティ・メリーなんとかというのは聞いたことがありますが、映画のタイトルかどうかははっきりしません。
「バニシング・ポイント」は「俺たちに明日はない」「イージーライダー」の流れのなかで見ています。どれも最後は主人公が体制(保守)の側に敗れてしまう。