人気ブログランキング | 話題のタグを見る

このところプリントについて尋ねている。

このところプリントについて尋ねている。_f0067724_14225058.jpg


5月3日(金)憲法記念日

木場公園ではアマチュアバンドが出演する「Kiba Stock」が今年も行われていた。公園の近くに来たら知っているメロディが聞こえてきた。「Fire After Fire」だ。SK-Ⅱという聖飢魔Ⅱのコピーバンドが演奏していた。姿形だけでなくギターの腕前もなかなかのものだった。ボーカルは女性だったが、さすがに閣下のような声は出ていなかった。「蝋人形の館」ではMCも含めていつものパフォーマンスも再現してくれた。最後の曲は当然「El Dorado」。


TAP Galleryで野尻浩行写真展「新しい季節に抱かれて 3」を見る。グレー中心の美しいプリントだ。ISO100のフィルムをISO50で撮影し、減感現像しているとのこと。本人にとってはまだ満足のいくものではないらしく、自分の好きなトーンがどの辺りなのかよくわからないと言っていた。話をしていたら近くに住む写真仲間がやってきたのでバトンタッチ。


日比谷線で中目黒まで行き、POETIC SCAPEで佐久間里美写真展「In a Landscape」。35mmのカラー作品。合成写真のような不思議な光景が写っている。たっぷりと色の乗ったプリントが強さを感じさせてくれる。ギャラリーには写真家のハービー・山口さんがいていつものようにダジャレを連発。入り口に佐久間さんを立たせて撮影しているところをギャラリーの柿島さんが撮影しFBにあげたものをわざわざ見せてくれたりもした。


次はギャラリーE・M西麻布で竹内英介写真展「夜」を見る。ギャラリーのオーナーの作品。ここでもプリントのことについて尋ねる。ISOを12800にして撮影、40℃の高温現像とのこと。温度が高いほどネガはフラット、つまりコントラストが低くなる。これはフィルムも印画紙も同じ。プリントは黒をつぶさない(「寸止め」)、白も飛ばさない。話を聞きながら雪の上の足跡の作品をじっと見ていた。見れば見るほどいろいろなものが見えてくる。イメージ上部の暗闇だけと思っていたところに電信柱があり、さらにその影も見えてきたのには驚いた。
by pprivateeye | 2013-05-12 20:44

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye