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<第2回紀伊國屋レーベル名画祭>

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3月30日(土)
紀伊國屋サザンシアターで「菖蒲」と「愛と哀しみのボレロ」を観る。鑑賞券は1回1000円なのだが紀伊國屋ポイントカードを持っていると半分になる。500円なら気楽に観ることができるのでありがたい。普段観る映画は1800円するが、それだと何回も何本も観るのは躊躇するすえ。勢い映画から足が遠のいてしまうので考え物だ。

「菖蒲」
2009年、ポーランド、カラー、87分。監督:アンジェイ・ワイダ
女優の、夫の死についてのモノローグ。「菖蒲」という小説――医師夫妻の話、妻と若い男性との恋、その男性が川で溺れ死ぬ。そして、その映画を撮影しているところを撮影。この三つが2:3:1くらいの割合で、緩く関係しながら話が進んでいく。一種のメタ映画的な内容。全体にどういうふうに捉えればいいのかよくわからなかった。生と死という大きなテーマがベースにあるのはわかるが、もう少し個別のテーマはなんだろうかと思った。

「愛と哀しみのボレロ」
1981年、フランス、カラー、184分。監督:クロード・ルルーシュ
四つの家族――モスクワ、ベルリン、パリ、NYC――が第二次大戦を挟んで音楽を中心に描かれる。それぞれモデルがあって、ダンサーのヌエレフ、指揮者のカラヤン、指揮者のグレン・ミラー、歌手のエディット・ピアフの名前があがっているのだが、ピアフをモデルにした役がよくわからない。全体に音楽が流れており、セリフが少ないのがいい。、登場人物が多く、それぞれ年をとって変わっていくので多少それぞれの関係が見えなくなってしまったが、それもどこかやりきれないストーリーと合っているのではないかと思えてくる。変に説明的でないのがいい。最後に「ボレロ」が演奏されることがわかっているのでそのクライマックスを待ってしまう。その分驚きは少ない。ストーリーそのものは終わっているわけではないので、意地悪な言い方をすれば「ボレロ」で無理やり映画を終わらせたあるいはすり替えた形になっている。もし四つの家族の物語に比重を置くのなら演奏終了後にそれとなくそれぞれのシーンを描いてもいいのではないだろうか。もっともそれだと長い上映時間がさらに長くなりそうだが。
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by pprivateeye | 2013-04-01 16:57 | 映画 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


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