原点
2012年 10月 12日
10月12日(金)
・イジス写真展―パリに見た夢―、日本橋三越 新館7Fギャラリー
アンリ・カルティエ=ブレッソンよりもいやらしくない感じ。素直な写真だ。その分だけ「決定的瞬間」ではないが、優しい印象を受ける。
パリのアパートの窓から撮影した4~5点、有名人のポートレート、特にレイモン・クノーら3人が写っている作品が好きだな。
・横内香子写真展「上総-かずさ-」、アユミ・ギャラリー
引っ越しをして2年。1年目は撮っていても何か違うなという印象だったとのこと。
作品は場所を特定するようなものはほとんど写っておらず、作者の印象・気持ち(?)が反映しているものだ。たぶん穏やかな生活ではないのかと思う。
・井本礼子写真展「箱庭の窓」、ギャラリー冬青
モノクロ、スクエア、ローライフレックス、フォマ(ウォームトーン)。
普段の日常の中で撮られた光景だが、それは異世界と背中合わせにあるようだ。キャプションでも内と外、自己と他者といったものの関係性が述べられていた。
作品制作の姿勢などを尋ねていろいろとおしゃべりするなかで自分の写真の話になる。なかなかまとめきれないと言ったら、1年後の展示の予約を取って期限を決めてしまうことです。誕生日にその決意をしましょう、と励まされてしまった。