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<午前十時の映画祭>

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9月16日(日)

みゆき座でヒッチコック「レベッカ」を観る。昨年、見逃していた作品だ。
印象に残っているセリフ。マキシム(ローレンス・オリヴィエ)がわたし(ジョーン・フォンテイン)に「36歳なんかになるな」「年をとるんじゃない」と二度も違う場面で言っていたが、ボートハウスでの告白の翌日には「年をとったな」。
この告白を聞いてからは、わたしはそれまでの気後れや恥じらいを捨てて、しっかりとマキシムを愛するようになった。
いつものブログから気にいったところを引用すると、
  想像力そのものをテーマにしている
  イギリスの個人主義というのは、アメリカともフランスとも違うねえ。本人がはっきりことばにしてい
  わないかぎり、その「個人の秘密」は存在しない。プライバシーは、本人が語らないかぎり、あくまでも
  「隠されている」。だれもが知っていても、本人がいわないかぎり、その「秘密」は存在しない。
「言葉」もまた映画の重要な要素だとわからせてくれる。
ところで予告編では「午前十時の映画祭、最後の一年間の・・・」と出ていた。第四回はないのか。



・渡邉博史写真展「ARTIFACTS―日系人強制収容所からの「もの」」、銀座ニコンサロン
タイトルどおり「ブツ撮り」の作品。話を聞いて驚いたのは全部手持ち撮影で三脚は使っていないとのこと。
キャプションに書かれているように「金銭的にも感情的にも」所有されることのなかったものだ。捨てられたものといっていいかもしれない。70年も経った「もの」に何を思うかはそれこそ個人によって違うだろう。
帰り際に渡邉さんの写真集をiPadで見せていただく。そこには暗室の模様も収録されていて興味深い。
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by pprivateeye | 2012-09-18 01:54 | 映画 | Comments(0)