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タルコフスキー 3

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8月10日(金)

アンドレイ・ルブリョフ
長い映画だ。182分。
15世紀ロシアのイコン作家(教会に壁画を描く)の生涯を描いたものだが、絵を描く場面とか絵そのものはほとんど出てこない。
言葉(セリフ)も含めて説明的なところは少ない。
最後のほうの鐘作りの青年の絶望(?)は何だろう。本当は貴族への抵抗から鳴らない鐘を作ってやろうとしたのに、実際にはりっぱなものができてしまった、というのだろうか。
そんな青年に主人公は若い頃の自分を見たのかもしれない。
ところで、解説に「ロシアの混沌」という言葉が出てくるが、これはドストエフスキーなどロシアの小説にもよく使われていてちょっとパターン化していてつまらない。


僕の村は戦場だった
第二次大戦の独ソ戦の一コマ。戦闘場面よりもその間の静寂を描いている。
家族を殺された少年が一人で敵に抵抗するのだが、その表情、顔つきが実際の将校たちよりも大人びている。しかも笑顔がない。


ローラーとバイオリン
タルコフスキーが映画大学卒業するときの制作。
7歳のバイオリンを弾く少年(音楽家といわれている)と労働者の青年が仲良くなったという話。よくある展開といってしまえばそれまでだが、興味深いのは1960年のソ連が背景にあることだ。
米ソ冷戦時代であり、ソ連は社会主義を謳歌していた。音楽家と労働者、つまりエリート階級と労働者階級とは相容れなくなっており、前者は後者を低く見ている。少しだけ伺える都市の景観は新しいがあまり特徴は感じられなかった。
映画は全体に明るい光線がおおっている。
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by pprivateeye | 2012-08-11 04:33 | 映画 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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