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生と死、虚と実

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2月11日(土)

渋谷のシアター・イメージフォーラムで「ニーチェの馬」を観る。
モノクロで長回しの撮影が、どこかモノクロ写真を思わせる。
どこかヨーロッパの田舎。強風が吹き荒れる中、周りに誰も住んでいないところに農家があり、右手の不自由な父親と娘が二人で住んでいる。毎日は目覚めたら娘が父親に服を着せることから始まり、井戸に水を汲みに行く。必ず二回に分けて二杯。食事は茹でたジャガイモがそれぞれ一個だけ。手で剥いて食べる。馬がいうことを聞かなかったり、隣人(?)が酒を分けてもらいにきて長セリフを語ったり、流れ者が来たりする。しかし、基本的に単純極まりない日々が六日間描かれる。そして、井戸が枯れ、町へ行こうにも引き返さざるを得ず、ランプが灯らなくなり、火種も消える・・・・・・
なかなか難しい内容だ。
毎日は繰り返しのようだが、それは間違いだ。毎日変化している。
生は繰り返しだが、今日は昨日と違っており、明日は今日と違っている。その差異の究極が死ということか。

・中村綾緒写真展「ひかりのみず」、UP FIELD GALLERY
Waterのシリーズと、それを投影してその前を人が行きかうところを撮影したもの。
後者が好みだな。虚と実が交差し、さらにそれを写真にすることで新たな虚構が生まれている。
Waterシリーズはどうしても人物、人の背中や手足に関心がいってしまい、虚の部分が希薄な印象だ。
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by pprivateeye | 2012-02-11 23:23 | 映画 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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