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<午前十時の映画祭>

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12月26日(月)

みゆき座で鉄道員を観る。
イタリア映画で、家族愛を描いた傑作といわれる。
決してお涙頂戴といった甘い内容ではなく、淡々と描きながらそこに家族や隣人、仲間との絆が見える。
主人公はある事情でいつも行っていた酒場から遠ざかっていたのだが、意を決してドアを開ける。それまで笑い声が満ちていた酒場内が次第に声が小さくなり誰も話さなくなると同時に全員の視線が入口のドアにそそがれる。誰も声を発しない。どの顔も無表情だ。ようやく店主が新しいワインの樽が入ったと、少し柔らかい顔で話す。それをきっかけに店内も緊張がほぐれてくる。このシーンが好きだな。
このブログの評はいつも参考になる。

午前十時の映画祭のリストも残り少なくなった。あと3週だ。
次の第3回は今年の第2回青のシリーズの作品を、今年赤のシリーズを上映した映画館で上映される。観ることができなかった作品やもう一度観たい作品がいくつかある。
もう一度観たい作品の筆頭にヴィスコンティ監督の「山猫」がある。
この映画のシナリオを本にしたもの、「ルキノ・ヴィスコンティ秀作集 3 山猫」をブックファーストで見つけて購入。奥付を見たら1981年第2刷となっている。一番観たい映画の本が30年も書架に収まっていて、今年集中的に映画を見始めた自分のところにやってきたのかと思うと感慨深いものがある。

銀座ニコンサロンに写真展を見に行ったら、作者が芳名帳の上にパソコンを置いていじっていた。何人かの来訪者があり、ペンも用意されているのに誰も署名できない。それに、作品が震災地の桜を撮ったもので被害痕が小道具のように利用されているようで、カチンときてしまった。
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by pprivateeye | 2011-12-26 23:23 | 映画 | Comments(2)
Commented by 谷内修三 at 2011-12-31 20:46 x
私のブログを紹介していただき、ありがとうございます。
「午前10時の映画祭」は楽しい企画ですね。
私はあと2本で100本を見終わります。
私は赤シリーズの方が好きです。
50本全部感想を書きました。
青シリーズはときどき感想を書きそびれました。
Commented by pprivateeye at 2012-01-04 18:59
谷内 様
コメント、ありがとうございます。
勝手にブログを引用してご迷惑でなければと思います。
ブログを拝見して、実は映画のことよりも詩人の田村隆一さんや西脇順三郎さんのことを書かれているのを見つけてうれしくなってきました。
いま「誰も書かなかった西脇順三郎」を最初から順に読んでいるところです。
これからも楽しみにしています。よろしくお願いします。
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写真について、極私的な、 あれやこれや


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