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ターニングポイント

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みゆき座で「ライトスタッフ」を観る。午前十時の映画祭。
ジェット機のテスト・パイロットと、マーキュリー計画の宇宙飛行士を描いた話。
宇宙飛行士募集の話が来たとき、No.1のパイロット(イェーガー)はそれを実験動物と同じだと揶揄して拒否するが、仮に希望していても大学卒ではないために採用されることはなかった。
そこに、才能とやる気があればどこまでも登れるというアメリカン・ドリームが実は幻想であると、さりげなく表されている。
最初の宇宙飛行士となった7人とその家族との話がメインなのだが、このイェーガーが切ない。
最後は、基地に配備された最新鋭機で世界最高度記録に(たぶん自分だけの判断で)挑むがもう少しのところで失速してしまう。このシーンは自分が選んだ自分の道をどこまでも行く姿と同時に、本当は宇宙飛行士になって宇宙に出たかったのではと推測させる両面が描かれていると思う。
登場するパイロットたちが誰も命を落としていないのが救われる。


◆秋修一写真展「基点 1995」、銀座ニコンサロン
16年前の阪神大震災で被害を受けた、主に住宅地を撮影。場所の記述はあるが撮影日時は不明。
このため記録、ドキュメンタリーとしての「力」が弱くなっているように思う。
なぜなら、作者は日本は地震についてもう一度見直していかなければならないというようなことをキャプションに書いている。写真に写った被害状況からして震災直後ではなく、ある程度片付けられていることからしばらく経過してからのものと思われる。そのためタイトルやキャプションの強い意識とは裏腹に、震災の被害というようりも壊れゆくものを捉えた作品のように見えた。
このあたりが最初に感じた曖昧さだと思う。
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by pprivateeye | 2011-07-11 23:54 | 映画 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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