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ん? ローライ会議?

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いわゆるクラシック・カメラ、あるいはソ連・東欧のカメラやレンズ、こういったものに縁がないというか、相性がないというか、そういうことにある日、気付いた。
買っても手元に残らないのだ。
king2という、旧共産圏のカメラやレンズを専門に扱う中古カメラ店が渋谷にあった頃、何度かレンズを買った記憶はある。
しかし、そのレンズがどうなったのかほとんど覚えていない。そのレンズがどんな描写をしたのかもわからない。
すぐに手放してしまったのだと思う。

これと似たケースに二眼レフのカメラがある。
ローライやハッセルのように上から覗き込んで、ファインダーでは左右逆に像が見えるというのも嫌いではない。好きなほうだ。
ハッセルは何本かレンズも買い、二眼レフも多いときには5台あった。

最初に買った二眼レフはミノルタオートコードLだ。ちょうどWSを受講中のときで、ポートレート実習ではこれを使った。
次に買ったのはローライコードⅤだ。このときは『使うローライ』を読んでいた。
その次はフレクサレットⅤ。本当はグレーストライプが美しいⅥが欲しかった。カメラやレンズの記事を毎日のように読んでいて、このカメラのレンズ、ベラー3.5/80mmはローライフレックスのプラナーに匹敵するといった記事に憧れた。
そしてようやくヤフオクでローライフレックス3.5Cを入手する。よく型がわからなかったのだが、『使うローライ』に出ているシリアル番号表から推測する。
この本は何度も読み、作例を見て、プラナーとクセノタールの違い、2.8と3.5はどちらがいいのか、といったことを一生懸命勉強していた。
最後に買ったのがローライフレックス3.5F。ここにきてようやく頂上にたどりついたようだ。ローラーの下を通し、あとは巻きあげていけばフィルム1枚目を感知するという自動ローラーの仕組みなどは感激ものだった。

しかし、二眼レフは旧共産圏のカメラと同じ運命を辿ることになる。
修理に出したり、フードなどの高価なアクセサリーを購入したりしたのだが、現在手元に残っているのはローライフレックス3.5Cの1台だけだ。
この1台も、今日、写真仲間に貸し出した。
by pprivateeye | 2010-08-08 23:00

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye