新宿区市谷田町一丁目。
2010年 04月 28日
まず、映画は苦手だ。
娯楽作品としての映画、たとえばスターウォーズとかは見るが、芸術作品は見たことがない。
小津安二郎の映画を見たことがない、と言ったら驚かれたことがある。黒澤明にしてもしかり。
一方、絵画は好きだ。
印象派もピカソもマティスも抽象絵画も横山大観も片岡球子も好きで見ている。
最近では宗教を題材にしたヨーロッパ中世の作品も気になる。
では写真は、と言った場合、最近こんなことを考えるようになった。
絵画≒写真≒映画
「≒」は似ているという意味よりも、共通項があるといったニュアンスで使っている。
絵画も映画も芸術作品として屹立しているところがある。
しかし、写真の場合、芸術作品として独り立ちしようとすると足を引っ張るようなところがある。
さらに、絵画にも映画にも右顧左眄しているようなところもある。
まるでコウモリのような存在だ(別にコウモリが右顧左眄しているというわけではない)。
この独立心のなさはなんとかならないだろうか。
そういえばアル・クーパーのアルバムに「I Stand Alone.」というのがあったな。
I Stand Alone. ――この精神を持ち続けたいと思うのであった。
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