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日曜の遅い午後、銀座



5月20日(日)

・「シルバーソルトクラブ第8回写真展」、月光荘
写真仲間が参加しているのでテニスの後、銀座まででかける。
今回は参加者数が少なく、その分一人の展示数が5~6点と多くなっていた。グループ展とはいえ1~2点ではあまりにも少ないと思う。
で、肝心の作品はこれまでよりも黒が締まっているという印象でよかった。並びは多少気になったが。

・マイケル・ケンナ写真展「IN FRANCE」、BLD Gallery
90年後半から近年までのフランスを撮った作品。
いつもの長時間露光やワンポイントの被写体を見ていて、この人はファンタジーをやりたいのかなと思った。
その意味からすると反対になるが、建物全体がきちんと写っている作品が好みだな。できるだけムードに流れないもの。




# by pprivateeye | 2012-05-21 23:52 | Comments(0)

カラーな一日



5月18日(金)

・杉明日香写真展「ナミブ 夢の続き、の続き」、三日月ギャラリー
・吉原かおり写真展「×××」、TAP Gallery
・lm.kenichi 写真展「闇の中の光(点、線)」、ルーニイ
・葛西泰子写真展「cue」、Place M
・大野伸彦写真展「a still night」、M2 gallery
・こくまい太写真展「蜻蛉 tonbo」、蒼穹舎
・笹岡啓子写真展「久万山真景」、photographers' gallery

今日は全部カラー作品だった。
一番意欲的というか作者が考えて作品を作っていたのはlm.kenichi さんだ。全暗の中でヌードに点光源を当ててバルブで撮影。作者は光りの形の面白さを追求しているようだが、見る側としてはあまり見たことのないヌードでもう少し見たいと思った。この辺りの作者の意図と見る側の都合の違いなどについて話をした。
笹岡さんはハッセルを使っているが今回はフェーズワンではなくフィルムのようだった。東北の海岸を撮った以前の作品などに比べると、構成が少しくどい印象だ。江戸時代の絵師の絵巻に合わせたためだろうか。
ギャラリーの奥で金村さんが談笑していた。メガネをかけていな素顔を初めて見た。




# by pprivateeye | 2012-05-19 01:15 | Comments(0)

「あの頃、東京で・・」購入



5月12日(土)

・Kosuke Hayashi「surrender」、Gallery 街道
DMの写真が良かったので出かけた。モノクロのパノラマ。撮っているものは基本、旅写真とのこと。クローズ・アップよりも風景など周りの空間が感じられる作品のほうがパノラマの効果があるように思えた。一階建ての横に延びている建物を撮った作品は、パノラマの横長がさらに長くなっているような錯覚を覚えた。

・「American Heritage 素晴らしき白黒写真」、写大ギャラリー
教科書に必ず出てくるような作家とその作品。エドワード・スタイケンアルフレッド・スティーグリッツ、イモジン・カニンハム、エドワード・ウェストンポール・ストランド、マイナー・ホワイト、ウィン・バロックアンセル・アダムス、ブレット・ウェストン。
イモジン・カニンハム(Imogen Cunningham、従来はカニンガムと表記)の「Magnolia Blossam(タイサンボク)」を見られたのはよかった。思ったほど大きなプリントではなかった。このころのものではアンセル・アダムスの作品だけが大きい。


夜、カロタイプで講評講座。
女性のほうが一生懸命に作品を作っているような気がする。今日も写真を見せたのは男性は二人だけで、女性が五人だった。

# by pprivateeye | 2012-05-15 17:43 | Comments(0)

From French with Love to Cinema



5月11日(金)

・遠藤晶写真展「Las Vegas」、gallery E・M 西麻布
遠藤さんのラス・ベガスは華やかなホテル街ではなくダウンタウン。人の通りは少なく、背後に砂漠の気配。ピックアップトラックや何でもない壁がいい。

・比留間慶写真展「ジャズが聞こえる BODY&SOULのミュージシャンたち」、ギャルリ・ドゥミ・ソメーユ
「音楽」や「演奏」を撮るのが難しいことがわかる。クローズアップの写真が多かったようだ。もっと引いたカット、店内や客の様子がわかるカットがあってもよかったと思う。

・土田ヒロミ写真展「BERLIN」、銀座ニコンサロン
1983年、1999年、2009年とベルリンを定点観測的に撮影。この人は諧謔精神が強いだなと思った。それと、デジタルにできることはどんどんやったほうがいいという考えのようだ。

・小野淳也写真展「bipolar disorder」、TAP Gallery
カラーの色がすごく変だった。最初、ポジのクロスプロセスを行ったものかと思ったが、フィルムスキャンをしたときになったらしい。壁とかよりも風景がよかった。



楽天地シネマズ錦糸町で「アーティスト」を観る。
モノクロでサイレント、しかもフランス映画。なぜと思うことばかりだが、この映画は「フランスから映画に愛を込めて」というものだと思う。しかも、映画とはハリウッド映画のことだ。
サイレント映画からトーキー映画に移行する時期を描いたものだが、映画の歴史に対するオマージュ、リスペクトが大いに感じられる。最後のシーンは「あの映画」を思い出さない人はいないだろう。
サイレント映画なのだが、最後の最後にセリフが入る。これを聞いたときは夢から覚めたような感じだった。
この映画は、昨年一年間「午前十時の映画祭」をたっぷり観てきた自分へのご褒美のようにも思えた。




# by pprivateeye | 2012-05-11 23:48 | Comments(0)

ミニマリズム



5月8日(火)

・Naka Yuki「PERSONALITY」、ニエプス
・竹花聖美「R15 stage 1」、ルーニイ
・大西みつぐ「臨海に曝す」、TOTEM POLE
・元田敬三「劇場 Theater」、Place M
・竹花聖美「R15 stage 2」、M2 gallery
・伊ヶ崎忍「godam」、蒼穹舎

大西さんのモノクロが奇妙な明るさで不気味だ。
伊ヶ崎さんの作品はネパールの屠場を撮影したもの。よく撮らせてもらえましたねと尋ねたら、やはり二ヶ所で断られ、三ヶ所目で責任者の奥さんが日本人だったことやネパールを長く撮影している熱意が認められたとのこと。真っ赤な血だけを撮ったものは光りがあたって美しい。




# by pprivateeye | 2012-05-10 16:20 | Comments(0)

ゴダール 4



5月7日(月)

オーディトリウム渋谷でゴダールを観る。
「気狂いピエロ」1965年
「勝手にしやがれ」1959年

ゴダール集中鑑賞の最後。初期の作品なので一応ストーリーはきちんとあるw
フランスの田舎道を車で走るというシーンが好きなようだ。デビュー作の「勝手にしやがれ」から政治映画、最新作の「ゴダール・ソシアリスム」まで必ずそのシーンが出てくる。それもワンカットが比較的長い。小道具としてはテニスのラケットがよく出てくるが、これはほとんど意味がないようだ。
「勝手にしやがれ」のジーン・セバーグがいいな。あのベリーショートの髪は最高。でも代表作といえるのはこれと「悲しみよこんにちは」くらいしかない。不幸な亡くなりかたをしているし、おしい。




# by pprivateeye | 2012-05-10 16:04 | Comments(0)

スーパームーン



5月5日(土)こどもの日

風邪。
東京都現代美術館に靉嘔を観に行く予定だったが断念する。
あの虹色の縞々作品を知ったのは高校生の頃だったと思う。何点は観たことがあったがまとめて観ることがなかったので残念だ。2月から展示されていたのだから、もっと早く行けよと思う。


NASAによると、月は地球の周りを楕円軌道を描いて回っていて、地球に最も接近したときに満月になると最も遠いときより最大で大きさが14%、明るさは30%増すらしい。
撮影はRICOH CX4、ズーム300mm、Auto、露出補正-2.0、ISO800、手持ち、ノートリミング。




# by pprivateeye | 2012-05-10 15:36 | Comments(0)

ゴダール 3



5月4日(金)みどりの日

オーディトリウム渋谷でゴダールを観る。
「ゴダール・ソシアリスム」2010年
「右側に気をつけろ」1987年
「映画史特別編 選ばれた瞬間」2005年
制作年代からすると「ゴダール・ソシアリスム」が最新作ということになるのだが、全然わからなかった。ストーリーがあるのかないのか、メタファー的なものはあるのか、といったことすらわからなかった。
「右側に気をつけろ」はゴダール自身が主役といってもよさそうだ。急遽、映画を編集して届けるというストーリーが一応ある。
「映画史特別編 選ばれた瞬間」は、「映画史(全8章)」を劇場公開用に再編集し35ミリフィルムで制作されたもの。イタリア映画へのリスペクトの部分はなくなっていたが、ヒッチコックやチャップリンへのリスペクトは残っていた。

この日は風邪でノドが痛く、セキが出る、頭も熱がある、という非常に良くない状態だった。




# by pprivateeye | 2012-05-10 15:31 | Comments(0)

渋くてクール



5月1日(火)

TOHOシネマズ・シャンテで「裏切りのサーカス」を観る。
ジョン・ル・カレのスパイ小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』が原作。この小説を読んだのはずいぶん昔だ。ただ、二重スパイを探し出す話というのは覚えている。
で、この映画、英国諜報部(=サーカス)が主役なのだが派手なアクションなし、銃の撃ち合いなし、色っぽいロマンスなし、スーツも含めて地味だけど、渋くてクールだ。いかにもイギリス的だと勝手に想像している。


・細江英公写真展 第6期「薔薇刑」、BLD Gallery
いま入力していて気が付いたのだが「薔薇刑=薔薇系」かw たしかに内容はそういうところがあるが、その当時は「系」という言葉使いはなかったと思う。
意外とコラージュっぽい作品が多いと思った。でもいいのはストレートに撮ったものだ。
撮影当時の記念写真も展示されていたが、細江さんは「鎌イタチ」と同じでツッパった顔をしている。アシスタントだった森山さんはナイーブな表情。それに若い(当たり前だ)。


・第31回土門拳賞受賞作品展 高梨豊写真展「IN'」、銀座ニコンサロン
「WIND SCAPE」がいい。列車の中から撮影。その景色に共感しながらも通り過ぎていくという印象だ。
「SILVER PASSIN'」はバスの中からの撮影だが街中のため景色が間近にあり窮屈な感じだ。バウハウスの展示のとき、高梨さんにこれは都営バスのシルバーパスと兼ねているのですかと尋ねたら、うれしそうにわざわざそのパスを取り出して説明してくれた。
「LAST SEEIN'」は徒歩のため視線が他の二つよりも上下に振れている。
高梨さんは強いコンセプトのもとに作品をつくってきたが、ここでは乗り物の中からという制約があるためにそのコンセプトがあまり目立たず自然な感じになっているのがいい。




# by pprivateeye | 2012-05-03 17:26 | Comments(0)

みんな大きな期待を持っていると思うんだけどな。



4月30日(月)振替休日

東京都写真美術館へ行く。まず川内倫子展の友の会特別内覧会に申し込む。これ、作者本人による作品解説で、しかも無料。畠山さんのときは当たったけれど、今回は倍率が高そうな気がする。

「幻のモダニスト――写真家 堀野正雄の世界」
構造物を撮影して写真集「カメラ・眼×鉄・構成」にまとめられた作品がいい。これらの作品を見るとモダニストという言葉が十分当てはまる。本人は撮影実験プロジェクトという姿勢だったため、以後は同じテーマの写真を撮っていなくて、少々残念だ。
あとは「犯罪科學」という雑誌に連載されたものが良かった。大宅壮一や北川冬彦といった人たちの企画で堀野正雄が撮影。雑誌の誌面がそのまま展示されていたのだが、このときのネガは残っていないのだろうか。
後半の朝鮮を撮ったものはキャプションにもあるように、軍のプロパガンダの資料になっており、作品としてもあまり面白くなかった。これを撮ったためだろうか、戦後にその名前が聞かれなくなったのは。

「生誕100周年記念写真展 ロベール・ドアノー Retrospective」
会場のレイアウトがあまりよくなかった。流れを分断するような展示は関心が萎えてしまいかねない。
ドアノーの作品はどこまで演出されているのか怪しいところがある。
恋人のキス写真のシリーズはモデルを使ったものだとわかっているが、まったく同じ二人が同じように写っているのはちょっとシラける。「ポロネギを持つ恋人たち」と「オレンジを持つ恋人たち」の二つね。しかも後者はオレンジを売っている横を通っているだけオレンジは持っていない。
一番見られたのが有名人を撮ったポートレートだ。コレットとマルグリット・デュラスの間にボーヴォワールが展示されているのは皮肉っぽくて面白い。
委託されて撮ったカラーのパリは中途半端な印象だった。







# by pprivateeye | 2012-05-03 17:25 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


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